- 「50プリウスのハンドル、気づいたらシワになって剥がれてきた…」
- 「これってリコール対象?保証で無償交換できる?」
そう思ってこの記事に辿り着いた方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、この症状はリコール対象ではありません。一般保証(新車から3年/6万km)の対象ではありましたが、50系プリウスは2015年発売のため、2025年現在は全ての車両で保証期間が終了しています。
でも、ご安心ください。ハンドルを丸ごと交換しなくても、リペア(補修)できれいな状態に修復できます。
この記事では、50プリウスのハンドル剥がれの原因と、当店でのリペア事例・料金をご紹介します。
なぜ50プリウスのハンドルは剥がれやすいのか
50系プリウスのハンドル剥がれは、当店でも非常に多いご依頼のひとつです。通常のハンドルの傷み方とは明らかに異なる特徴があります。
一般的なハンドルの傷み方との違い
通常のハンドルは、手で擦れて表面が徐々に薄くなっていきます。

しかし50系プリウスの場合は、まず表皮(塗膜)がシワになり、そこから剥がれていくという独特の傷み方をします。
原因は素材の特性にある
50系プリウスのハンドルには、本革風の合成皮革(合皮)が使われています。この素材は、熱や湿気などで表皮が浮き、縮んでシワになる特性があります。
そのため、他の車種と比べてもシワや剥がれが発生しやすい傾向にあります。
リコール対象?保証で無償交換できる?
この症状について「リコールではないか」「保証で直せるのでは」と調べている方が多いようです。
リコールではありません
50系プリウスのハンドル剥がれは、リコール(無償回収・修理)の対象ではありません。リコールは安全性に関わる欠陥が対象であり、ハンドル表皮の剥がれは該当しないためです。
一般保証は2025年現在すべて終了
以前は、新車から3年以内または走行6万km以内であれば、トヨタの一般保証で無償交換の対象になるケースがありました。
新車から3年間または6万km走行時点のいずれかの早い方まで一般保証は、エアコンやトヨタ純正ナビなどの電装部品を含め、ほとんどの部品が保証対象となります。
トヨタ アフターサービス | 保証とサポート | メーカー保証について |
しかし、50系プリウスの発売は2015年12月。2025年現在、すべての車両で一般保証期間(3年)を過ぎています。
つまり、今からディーラーに持ち込んでも、無償交換は難しい状況です。
ハンドルカバーで隠すのはおすすめしません
「とりあえずハンドルカバーで隠しておこう」
そう考える方も多いのですが、実はこれ、状況を悪化させる原因になります。
カバーを付けている間も、内部では劣化が進行し続けます。さらに厄介なのが、カバーの裏側に表皮が貼り付いてしまうこと。カバーを外したとき、一緒に表皮が剥がれて、修復前よりひどい状態になっているケースを何度も見てきました。
気持ちは分かりますが、カバーで隠すより、早めにリペアで根本的に直すことをおすすめします。

保証が切れていても大丈夫。リペアで修復できます
「保証が使えないなら、ハンドル交換するしかないの?」
そう思われるかもしれませんが、ご安心ください。ハンドルリペアなら、交換せずにきれいな状態に修復できます。
実際のリペア事例
ハンドルのシワ


ハンドルのシワと剥がれ


料金と注意点
ハンドルリペアの料金は22,000円(税込)からです。
完全に直せるわけではありません。あくまでリペア(補修)ですので、よくよく見るとリペア跡は分かる場合があります。
症状が進行するほど修復の手間が増え、料金も高くなります。また、剥がれが広範囲に及ぶと仕上がりにも影響が出てきます。
気になり始めたら、早めのご相談をおすすめします。
ハンドルの剥がれでお困りの方へ
代表の江頭が、最高の技術と材料で、真心を込めてリペア作業を行ないます!

自動車内装の傷みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。インテリアリペアの詳細は下記リンクよりご覧ください。
