40年間の思い出が詰まったパーソナルチェアの劣化をリペア

ご自宅のパーソナルチェア（1人掛け個人用椅子）のリペアのお問い合わせをいただきました。革部分が傷んでいるとのことです。実際に見るためにご自宅に伺いました。

ご自宅のパーソナルチェア

素敵な和風のお部屋に、味わい深いパーソナルチェアがありました。お話を伺いながらじっくりと拝見しました。40年ほど前にご両親が佐賀市諸富町の椅子屋さんで購入されたそうです。

それを諸富町の弊社が40年後にリペアをするとは、なにかご縁を感じますね。ご両親とご依頼主様とお子様の3世代が愛用された、思い出の詰まった大切な品だとのことです。

パーソナルチェアの状態

全体的に変色・色剥げとひび割れが発生しています。向かって左側を主に使用されていたようで、こちらの座面の傷みが一番ひどかったです。大きな破れはありませんでしたが、破れかかっている箇所が多数ありました。

拝見してリペアは可能だと判断しました。破れかかっている箇所は補強をして、永く使えるようにするとお伝えしました。

分解して革部分だけを持ち帰り

分解できたので傷み具合も把握しやすく、リペア作業はやりやすくなりました。取り付けたままだとフレームが邪魔をして作業がやり辛かったりします。仕上がりにも影響があります。

クリーニングして乾燥

まずは丁寧にクリーニングを行い汚れをきれいに落とします。クリーニングをすることで以下の効果があります。

クリーニング作業を疎かにすると、後々悪影響が出てくる可能性がありますので、とても重要な工程です。

リペア施工後

さまざまな下処理をした後に、調色した塗料で塗装をして終了です。塗料は革専用の特殊な水性塗料を使用します。水性なので体への害はありません。革の風合いを損なわないような調色と塗装方法で仕上げました。

お客様宅で納品と組み立て

自画自賛になりますが、とても綺麗に生まれ変わったと思います。お部屋自体も映えた気がするのは私の思い過ごしでしょうか。

思い出が詰まった大切なパーソナルチェアのリペアをお任せいただき有り難いかぎりです。これからも末永くご使用いただければと思います。

代表の江頭が、最高の技術と材料で、真心を込めてリペア作業を行ないます！

自動車内装の傷みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。インテリアリペアの詳細は下記リンクよりご覧ください。