ハンドルの傷みを防ぐためにハンドルカバーを付けている方も多いと思います。しかしハンドルカバーを付ける時に注意することがあります。
まずは革巻きハンドルには使用しないことです。革の表面は非常にデリケートです。デリケートな革表面にハンドルカバーを巻きますと痕が付いてしまったり、ハンドルカバーの裏側や革表面が変質してしまい、ベタついたり溶けてしまう場合もあります。
革巻きハンドルに限らず、ハンドルに悪影響を与えるハンドルカバーもあります。夏場の車内は非常に高温になります。熱や湿気がこもって何らかの化学反応が起こるのだと思いますが、ハンドルが溶けたようになった物を何度も見たことがあります。
どうしてもハンドルカバーを付けたい方は、信用できるメーカーの物を使用することをお勧めします。
ハンドルを傷や汚れから守るためにカバーを付けたのに、逆に傷めてしまったのでは本末転倒です…
前置きが長くなりましたが、今回のご依頼もハンドルカバーで溶けて痕になったハンドルのリペア補修のご依頼です。
目次
ハンドルリペア補修前
このようなギザギザの痕や溶けたような痕がハンドル全体にあります。ハンドルカバーの裏素材と何らかの科学反応を起こしてしまったようですね。
また、ハンドル全体が変質してしまってめちゃくちゃ固くなっていました。もともとはもっと弾力のある合皮系ハンドル素材だったはずですが、まるでプラスチックのようになっていました。
ハンドルリペア補修後
このように綺麗に修復できました。弾力も少しだけ戻りました。
ハンドルカバーを付ける場合はこのようなリスクがあることも知っておきましょう。
代表の江頭が、最高の技術と材料で、真心を込めてリペア作業を行ないます!
自動車内装の傷みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。インテリアリペアの詳細は下記リンクよりご覧ください。