もしも雨の日に車の洗車をしている人を見たら、あなたはどう思いますか?
多くの人は「どうせ濡れるのにバカじゃないの?」と思われるのではないでしょうか?
しかし実は雨の日に洗車をする事は賢い事だと知っていましたか?
自動車のボディーのシミの原因
水道水で洗車をして、拭きあげたあとに水滴が一滴でも残ると、それがシミの原因になってしまいます。
それは水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムといったミネラル分が原因です。
水道水が蒸発した後にミネラル分がボディーに残ってしまい、それがシミの原因となります。しかもこのシミは簡単には取れません。
ですので洗車時の拭き上げはかなり丁寧に行う必要があります。
洗車の工程で一番重要なのは拭き上げ!?
私がお客様のお車をシャンプー洗車をする場合に、シャンプー洗車の工程を仮に10(1時間)だとするなら、
- シャンプー洗い 2(12分)
- すすぎ 3(18分)
- 拭き上げ 5(30分)
くらいの割合になると思います。水道水で洗車する場合は、拭き上げは非常に重要です。
純水での洗車が理想
一方で洗車の専門店などでは、洗車に使用する水は「純水」を使われているところが多いようです。
純水にはミネラル分が含まれていませんので、そのまま乾いてもシミになりません。ですので拭き上げが非常に楽になります。なんなら拭きあげなくてもいいほどです。
ですので洗車には純水を使うのが理想ですが、純水を作る機械はめちゃくちゃ高額ですので実用的ではありません。
雨水は純水に近い
そこで利用するのが雨なんです。いくら丁寧に拭き上げてもどうしても水分は残り、シミの原因となります。
雨水にはミネラル分がほとんど含まれていません。地上の水が水蒸気となって蒸発したものが降ってきているわけですから当然といえば当然です。
ですので、雨水で水道水を洗い流すのです!
もう一度言います。
雨水で水道水を洗い流すのです!
パラパラの雨では空気中のゴミを吸い込んで余計に汚れてしまいまってダメですが、土砂降りだったら最高です♪
洗車後にはすぐに外を車で走りましょう!雨にじゃんじゃん濡らしましょう!
そうする事で、シミの原因となる水道水を雨水で洗い流し、愛車のボディーにシミがつくことを防ぐことができます。
一番の理想は、
- 自宅の車庫で洗車する
- 雨の中に放置する
- 車庫に戻り軽く拭きあげる
というステップだと思います。
愛車のためにも雨の日にこそ洗車をしましょう!
以上の理由から、雨の日に洗車をすることは愛車のボディーのためには良いことだと言えます。
これからは雨の日こそ洗車日和だと思いましょう♪