15年ほど倉庫に放置されていたので、エンジンはボロボロで車内の内装品はカビとシミだらけでした。車内はクリーニングとリペアで綺麗に蘇らせました。
平成三年に登録されていますので、約27年ほど経ったお車になりますね。(平成30年現在)
倉庫出し作業
この日産フィガロは倉庫で15年も眠っていましたので、当然ながら満足に動くはずもありません…
まず現場に駆けつけますと、タイヤは空気が抜けて硬化していて数本はパンクしていました。まずはタイヤに空気を入れたり交換したりの作業からのスタートです。
次にブレーキが固着して固まっていますので、タイヤが回りません…ハンマーで叩いたりしながら、タイヤが回るようにしました。
次に牽引ロープで倉庫から引っ張り出して、やっと運ぶ準備ができました。
ここまでで数時間は掛かりましたね…積載車に載せて会社まで運びました。
車の状態のチェック
エンジン関係
当然ながらエンジン内は錆びたり腐食したりしていますので、エンジンは掛かりません。というか仮にエンジンが掛かるとしても掛けてはいけません。
ガソリンは腐っていますし、サビ等がエンジン内を回ってしまいます。ですので、エンジン系は後日じっくりと点検や修理をしていく必要があります。
内装関係
湿気が多い倉庫内に眠っていましたので、車内はカビがすごく生えていて、素材を変色させていました。
日産フィガロの当時の売り文句として、シートは全面本革だというものがありました。
その本革シートもカビがいっぱいです…
ドア内張りはもっと酷くてこんな感じです…
ダッシュボード周りもカビが…金属部分は錆びていますね…
その他、内張り等のパーツ類もほぼ全滅です…
これらの車内のカビや変色・シミは、クリーニングや弊社得意のインテリアリペアで綺麗にします。
外装関係
外装は錆びたりしていなくて、きれいな状態だったのに驚きました。当時の塗料が丈夫だったのですかね?外装は何もせずに良いとのことでした。
エンジンの点検・修理
まずはエンジンを復活させる必要があります。生産中止になったパーツばかりですので大変です…エンジンのレストア作業は、それを得意としている知り合いの業者さんに頼むことにしました。
弊社で出来る作業はパーツ等を預かってきて作業しました。
ガソリンタンクを取り外して、タンク内の洗浄や錆落としを弊社でやったのですが、腐ったガソリンの臭いが町一面を覆い尽くすような臭さで、ご近所さんに迷惑をかけたかと思います…
エンジンが復活するまでに2ヶ月が必要でした。
作業内容は、燃料系・コンピューター・足回り系・ゴム類・ホース類などの取り替えや修理などでした。
車内クリーニング&インテリアリペア
エンジンが動くようになったら私、江頭の出番です!!車内を綺麗にすることならお任せください!
クリーニング
まずはクリーニングをしてどうなるかを確認します。
シートもかなり汚れていましたね…
クリーニングでかなり綺麗になりましたが、カビの痕は残っていました。
ドア内張りもクリーニングでかなり綺麗になりましたが、やはりカビの痕がシミのように残ってしまっています。
各内装パーツの取り外し
少しでも綺麗に仕上げるために、外せるパーツは全て外しました。
更に分解できるパーツは分解しています。
クリーニングで綺麗にできなかったパーツは、インテリアリペアで塗装をして仕上げます。
諸事情によりリペアの手順をお見せすることはできません…
そんなわけで、またまた2ヶ月ほどかかって内装のレストアも完成です♪
車内クリーニング&リペア作業後
本革シートの汚れやカビ汚れも綺麗になりました。
あんなに酷かったドアの内張りもこの通りです。スピーカー部分やドアノブは金属製でしたので、鈑金塗装担当の相方に頼んで、外装用の塗装をしてもらいました。
ダッシュボード周りもこの通り綺麗になりました。ダッシュボードは取り外しませんでしたので、マスキング作業が大変でした
車内のことがメインの記事となりましたが、このようにエンジンも復活して車内もとても綺麗になりました。あとは車検を通せば無事に公道を走れますね。
代表の江頭が、最高の技術と材料で、真心を込めてリペア作業を行ないます!
自動車内装の傷みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。インテリアリペアの詳細は下記リンクよりご覧ください。