お客様からのお問い合せ
休日の夜にお電話をいただきました。弊社は休日や時間外でも転送電話で私(エガ社長)の携帯電話に繋がるようにしています。
交通事故でレッカー移動をするのですが、ダイ・ケンさんに運んでもいいですか?
はい大丈夫ですよ
保険絡みの交通事故の場合は、まずは事故車を修理工場に入庫しないことには話が進みません。先にお見積りを出そうとされるお問い合せもありますがそれは違います。保険会社と修理工場の間で話し合いながら修理方法や見積り金額を決めていくことになります。ですのでまずは修理工場に入庫させる必要があるのです。
事故車の入庫と確認
急いで会社に向かって到着を待ちました。お車は積載車に載せて運ばれてきました。フロントバンパー・スポイラーが外れ落ちていて積載車から降ろせなかったので、応急処置でテープでとめて補強しました。
翌日に明るいところで撮影したのがこちらです。改めてお客様とお話をしたところ、信号待ちをして停車していたら突っ込んで来られたそうです。怖かったでしょうね‥しかし頑丈な車だから良かったものの、軽自動車だったらどうなっていたのでしょうか‥(汗)
状況的に過失割合は、0:100(お客様:事故相手)となるでしょうね。
かなり酷い損傷です。ちょっと見ただけでも外側の損傷は、
- フロントバンパー
- フロントバンパースポイラー
- フロントバンパーグリル
- ヘッドライト
- ボンネット
- フロントフェンダー
となって、全て取り替えでしょう。しかし問題は外側から分かりにくい中の方です。おそらくフレームは歪み、ラジエーター等もダメになっているでしょう‥
保険屋さんとの打ち合わせ
入庫から数日のうちに、保険屋さんのアジャスター(査定する人)が事故車を見に来られます。そして修理工場と保険屋さんで損傷を確認して、修理方法や見積もりが決まっていきます。損傷が小さければ、写真協定と言って写真のやり取りだけで見積もりを作る場合もあります。今回は間違いなく立ち会いが必要な損傷ですね。
しかし今回のような外側からは分からない損傷があると予測される場合は、パーツを取り外したりして実際に修理作業を行いながら、保険屋さんと確認しながら正確な見積もりを作っていくことになります。
ここで知っておいていただきたいポイントが、修理工場と保険屋さんのどちらかが一方的に修理方法や見積り金額を決めてしまうことはできないということです。
ときどき感情的になったお客様から、
被害者なので全部新品交換!全塗装してください!
などと言われることもありますが、それは弊社だけでは決められないということです。例えばほんの少しの傷では新品交換にはならずに、修理・塗装をするということになるわけです。しかし一つ知っておいてほしい事は、ダイ・ケンオートサービスは、ただただ保険屋さんの言いなりになるわけではありません。
お客様のご要望もお伺いした後に、それが叶うように保険屋さんとしっかりと交渉をしています。
修理中のお客様の代車について
過失がない場合
今回のケースのようにお客様の過失が0の場合は、相手から代車料が全額支払われます。ですのでレンタカー会社よりレンタカーを借りることができます。その場合の手配は弊社でもできますしお客様が手配されても大丈夫です。
過失がある場合
もしもお客様の自動車保険で代車特約等が付帯されている場合は、レンタカー料金が全額出る場合があります。代車特約が無い場合は、代車料はお客様が負担する必要があります。
しかしダイ・ケンオートサービスでは、修理期間中の代車(軽自動車のみ)は無料で貸出していますのでご安心ください。
ランクルプラド修理中
二ヶ月ほどかかって、やっと形になってきました。フェンダーが黒いのは新品パーツをまだ塗装していないからです。未塗装のパーツは黒色の場合が多いです。新品のフロントバンパーは塗装済みのものが多いです。
修理完了
三ヶ月ほど掛かってやっと修理が完了しました。総計で200万円を超える修理代となりました。多くは部品代ですが(汗)。
この修理代は修理工場に振り込まれることになります。
このような流れで交通事故での修理は進んでいきます。基本的には、お客様は修理工場にお車を預ければあとは何もしないで大丈夫です。
交通事故での修理も安心してお任せください