「天井のクリアが剥げてきた…クリアだけ塗り直せば安く済むのでは?」
そうお考えの方は多いのですが、残念ながらクリア塗装だけでは直りません。劣化したクリア層を残したまま上塗りしても、すぐにまた剥がれてきます。
この記事では、クリア剥げが「上塗りだけ」では直らない理由、缶スプレーDIYで失敗するケース、プロが行う正しい修理の全工程と期間の目安(3週間〜1ヶ月)を、施工写真付きで解説します。
クリア剥げの症状とは
.jpg)
経年によって、天井やボンネットのクリア層が剥げてくることがあります。初期症状は白い点々のように見えます。
時間が経つとだんだんとその点々が大きくなり、塗装面から浮いてきているのが分かるようになります。手で触ると盛り上がっているのが分かります。そして最終的にはクリア層が剥げてしまいます。
お客様天井とボンネットのクリアが剥げてきたので塗装してもらえますか?



クリア剥げの場合はただ塗装するだけではダメなんですよ‥
実際にこのようなお問い合わせは多くいただきます。では、なぜクリアだけ塗り直しても直らないのでしょうか?
なぜクリアだけ塗り直しても直らないのか
クリア剥げは、紫外線や熱による経年劣化が原因です。見た目にはクリアが残っているように見える部分も、実はすでに劣化が進んでいます。
その劣化したクリアの上から新しいクリアを塗っても、下に封じ込められた傷んだ層がすぐに剥がれてきます。さらに、クリアが剥げた部分との段差も塗装だけでは埋められないため、見た目もきれいにはなりません。
なお、クリア剥げを長期間放置すると、クリア層の下の塗装面にまで紫外線のダメージが及びます。そうなると修理の範囲が広がり、費用も期間もさらにかかることになりますので、気になったら早めにご相談いただくのがおすすめです。
ホームセンターの缶スプレーで直せる?
稀に「自分で缶スプレーを吹いてみたけど、変になってしまった」というご相談をいただくことがあります。
劣化したクリア層の上からスプレーを吹いても、下地が傷んでいるためすぐに剥がれてきます。また、素人塗装では塗りムラや垂れが出やすく、かえって見た目が悪くなってしまうことも。
結果的に、DIYの材料費+プロへの修理費用がかかり、最初からプロに頼むより高くついてしまうケースもあります。
プロはクリア剥げをどう修理するのか
.jpg)
.jpg)
クリア層の剥離
まずは劣化したクリア層を剥がさなければいけません。その方法はペーパー(紙やすり)で削り落とします。
この時に劣化した塗膜がとてもくさい匂いがします…腐ったような匂いです…
傷んだクリア層を削り落とすにはとても時間がかかります。削りすぎると下地の鉄板が歪む原因になりますし、逆にクリア層が残っていると、そこからまた剥がれてきます。
この剥離作業が全工程の中で最も時間がかかり、仕上がりを左右する工程です。
下塗り
それからサーフェイサーという下塗り剤を塗装します。表面の小キズを埋めてなめらかにしたり、上塗りの塗料の吸い込みを防ぐなどの目的があります。色の染まりを良くする効果もあります。またこの時点で歪みや巣穴(小さな窪み)があればラッカーパテ(薄めに塗るパテ)を塗ったり研いだりして滑らかな表面を作ります。
塗装
まずは車体の色に合わせて調色したカラー塗料を塗装します。同じ車種でも、年式や日焼け具合で微妙に色が違うため、1台1台に合わせた色合わせが必要です。
カラー塗装がある程度乾いたら、クリア塗装を重ねて艶と保護層を形成します。この塗装工程が、仕上がりの美しさを左右する最も技術が問われる作業です。
磨き
塗装が乾燥したら、最後に塗装面を磨き上げます。塗装後の表面には綺麗な肌(塗装面)にはなっていません。これを丁寧に磨いて、肌が整った艶のある仕上がりにします。
修理のビフォーアフター
.jpg)
.jpg)
このように、クリア剥げの修理は下処理から塗装まで、手間と時間のかかる作業です。だからこそ、経験のある専門店にお任せください。
弊社は佐賀市で鈑金塗装・インテリアリペアを専門に行っています。クリア剥げでお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。
修理にはどのくらいの期間がかかる?
天井やボンネットのクリア剥げ修理は、3週間〜1ヶ月程度のお預かりとなります。
下地処理から塗装、乾燥、磨きまで、各工程でしっかり時間をかけることで、長持ちする美しい仕上がりになります。
修理期間中は無料で代車(軽自動車)をご用意していますので、お車がなくてお困りになることはありません。
費用はお車の状態や範囲によって異なりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。LINEまたはメールでお写真をお送りいただければ、おおよその目安をお伝えできます。
天井クリア剥げ関連記事







-300x225.jpg)