こんにちは、エガ社長です。福岡県北九州市の方からメールでお問い合わせをいただきました。
メールお問い合わせ
「是非ダイ・ケンオートさんにお願いしたいので」とまで言われますと嬉しい限りです。弊社のホームページやブログを見られてご指名いただいたのだと思います。
まずはメールのやり取りでお見積りをしました。また注意点として、青色はボディーのような強い艶は出せないことをお知らせしました。
価格と仕上がりの説明にご納得いただきましたので、施行日・ご来店日を打ち合わせました。
お客様と打ち合わせ
北九州市からわざわざ2時間以上をかけてご来店いただきました。
アルテッツァのダッシュボードのベタつきのリペアに合わせて、黒と青の2色で塗装してほしいとのことでした。
分からなくならないように、青く塗る部分をマスキングテープで囲いました。
メールの打ち合わせでは作業日数は2日を予定していましたが、実車を拝見して詳しいご依頼内容をお伺いしましたところ、作業日数は3日は必要だと判断しました。
ダッシュボードの状態
アルテッツァの後期モデルのダッシュボードには、特殊な塗料が使用されているのですが、それが経年によってベタつきが出てきます。ベタつきというか塗料が溶け出しているといった表現のほうが適切でしょうか…
ホコリやゴミが付着すると取れなくなりますし、汚い感じになってしまいます。
指で触るとこのように指に黒い塗料が付いてきます。
この指で白いシャツなどを触ると、こびりついて取れなくなったりもします。出勤途中で制服等に黒い汚れが付いたりしたら最悪ですね…
施工手順
訳があって施工途中の写真は載せることができないことをご了承ください。
1.ベタベタ塗料の除去
まずはベタベタになった塗料を剥ぎ取る必要があります。この作業でかなりの時間を要します。
2.下処理
塗料が密着するように下処理を行います。
3.塗料の調色
黒でも単純にまっ黒ではなく、赤みや青みなどが含まれています。また艶調整も必要です。特にダッシュボードの艶が強すぎると、太陽光が反射して運転の妨げになって危険もあります。
これまでの経験と勘で調色を行います。
4.マスキング
塗料が付着してはいけない箇所にマスキングを施します。これがいい加減だと塗料がはみ出してしまい大変なことになります。
5.スプレーガンで塗装
仕上げの塗装はスプレーガンで行います。今回は2色塗装ですので、黒を塗ったあとに再度マスキングを行い、青色の塗装を行いました。
リペア塗装後
当然ながら、ベタベタだったダッシュボードはサラサラに生まれ変わりました。
お約束の納車時間の少し前に完了しました。お近くの方でしたら仕上がってからご連絡をして取りに来ていただくのですが、北九州市から2時間以上もかけて来ていただくので、予め時間を決めておく必要がありました。
仕上がりを見られたお客様からは大変喜んでいただけました。